山梨名物ほうとうの具材と作り方

正しく伝統的なほうとう作りには、根性がいる!?

 

 

ほうとうの作り方は山梨県内でもエリアによって、多少ちがいがあるようです。甲州郡内富士山麓での伝統製法を紹介しましょう。

 

 

この地方ではふつうのほうとうよりコシの強い麺が好まれるようで、作り方にも特色があります。コツは「素材のよさを確かめ、根性を入れて製麺する」ことだとか。

 

 

製麺法=
1:地の小麦(地元でない方はもちろん国内産でOKです)に富士山伏流水(市販されている富士山の天然水で代用しましょう)を入れて混ぜる。
2:粗くこねて、しばらく寝かせる。
3:生地をまとめ、根性を入れて手や足で押しこねる。
4:生地を寝かせて養生させる。5生地をのして形を作り、幅広に切る。

 

 

材料=
味噌、煮干しとかつお節のだし汁、地鶏、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、ゴボウ、その他季節の葉ものやインゲン、キノコ、コンニャク、油揚げなど好みで

 

 

作り方=
1:野菜は適当に食べやすく切る。ゴボウは削ぎ切り。
2:カボチャの半量はゆでておく。
3:鍋に水を入れ、2と葉もの以外の具をすべて煮る。
4:煮たったら麺を入れて、麺が煮えたらだしと味噌、2のカボチャを入れる。味が薄ければ、味噌で調整する。
5:ころ合いを見て葉ものを加えたらできあがり。食卓に出す寸前によく煮こんで、熱々を供してくださいね。